今(6日)、年長組の「お泊まり保育」絶賛開催中。
ずっと木曜日だけ雨マークの天気予報が少し恨めしかったのだが、朝方まで降り続いた雨も8時頃にはようやく上がり、上がった途端に足元から熱気が湧いてくる。案の定午後には今までにないほど日差しが強くて暑い。
子どもたちは昼過ぎに元気に登園してきた。開会礼拝が終わるといよいよお母さんとお別れ。泣き出した子が2人。予想された顔ぶれ。それもプログラムが始まるとケロッとして楽しそう。
今年は「おさかなたいちょう」からお手紙が届き、ついに幼稚園に泊まり込んでの「おとまりちょうさ」を依頼された。今さっそくオリエンテーリングで謎解き探検中。謎が解けるとステキなプレゼントのヒントがあって、そのプレゼントを発見したら…等々、明日の午前中まで調査探検隊の活躍は続くのだ。
いろいろな幼児施設が夏の入口のこの季節にお泊まり保育を行う。遠くまで出かけるところもあれば幼稚園・保育園で行うところもある。2泊以上するところもあれば1泊だけのところもある。事ほど左様に、しかしどこも時間をかけて準備し、子どもの成長を願って、苦労しながらこれに取り組んでいる。
これまでの幼稚園も1泊だった。バスで2時間かかる場所で行ったこともある。そして終わってみればどこでもそうなのだが、「たかが1泊、されど1泊」だった。教師の目から見ても、そして何より親たちの目から見ても──なんという成長、と。
22名(内4名が体調不良で欠席だったのだが)を一晩といえども預かる以上、幼稚園には大きな責任が伴う。親としては心配なこともある。いろいろなケアが必要なケースだってある。そういう中で(敢えて)1泊するのだ。幼稚園にとっては親たちの凄さ・素晴らしさ──1人の子どもとは言えその子に合わせて日々暮らしを立てている!──を再確認させられる。皆それぞれ、様々な愛情をいっぱい受けて育っているのだと実感する一夜だ。